♪2005年に亡くした音楽の友人の二人の追悼盤2種を製作しました。
♪もQ(田中茂久)さんの追悼盤「もQ正伝 as a Free Improviser」は約120分のDVDです。CD「柳川芳命andもQ/GRIND THE AIR」発売直前の三岸節子記念美術館でのイヴェントとSonic Brewでの発売記念の小イヴェントのふたつをたまたま個人的に記録していたヴィデオを中心に、晩期のもQの映像と音をいくつか借りDVDに編集したもの。
バレーボールズやHokksといったバンドで永くブルーズやR&Bも同時に演奏を極めてきた、もQのインプロヴィゼーション・サイドのささやかな記録。他にもきっと素晴らしい演奏を色んな場所やヒトと残してきたことだろう。
編集や製作作業はもQがいなくなったという喪失感でずいぶん暗い気分が続き、思いの外作業が中断したりして遅れてもしまった。
「ブルースあがりのインプロヴァイザー」もQのインプロヴィゼーション・サイドの演奏は、個性あるブルージーで温もりがありながら鋭い切り口も同時にあるサウンドだと思う。真摯にインプロヴィゼーションを生き楽しんでいたことだろう。
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♪もQが亡くなった約1ヶ月後に大阪の Monde Bruits、他で断続的に活動していた岩崎昇平くんがバイク事故で突然亡くなってしまった。相次ぐ訃報にしばらくぼくは落ち込んでしまった。
岩崎くんはぼくのバンド、ディスロケーション以前からのつき合いがあり、ディスロケーションの90年以降の初期のライヴにも何度かゲスト参加して音源はCDにも残されている。大阪で行われた葬儀会場では彼の好きだったジミ・ヘンドリクスのギターが鳴り響いていた。ジミヘンやCoccoの歌を聴くと彼を笑顔をすぐさま思い出すだろう。岩崎昇平も真摯に音楽を追究してきた信頼できる仲間のひとりだった。
Tokuzoでの「弐千壱年 音の旅」と題したライヴ企画は、大雪となったせいもあり数少ない動員だったが、岩崎+Jeff+コサカイ+岡崎による2度目の演奏だった。そしてガイさん率いるガイ・ユニットにもQが参加と、同日のリリヤン製作所として、もQと柳川芳命のデュオ(set2のみ、set1を含めると3枚組になってしまうので断念した)を収録している。この2枚組CDは、もQand岩崎昇平の二人が参加したイヴェントの記録を追悼盤としました。
インプロヴィゼーションによる音楽は、演奏者にもオーディエンスにも自由な耳と自由なイマジネーションが必要な音楽かもしれない。そんなことを感じさせてくれるドキュメントであり追悼盤なのかもしれない。彼らとはまたいづれ一緒にセッションを演れる日もくるだろう。

改めてここに二人の冥福を謹んでお祈りしたい。
noisecapture t.okazaki
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