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DVD 07: 僕は天使じゃないよ

製作・脚本・監督・主演・音楽:あがた森魚
原作:林静一「赤色エレジー」
製作:イエロー・ツウ・カンパニー
撮影:宮崎哲郎
照明:扇子勇助
録音:菊池進平
音楽:ティンパン・アレー、松本隆
挿入歌:あがた森魚、大瀧詠一、友部正人
出演:あがた森魚、斉藤沙稚子、緑魔子、桃井かおり、大瀧詠一、泉谷しげる、横尾忠則、岡本喜八、他
1974年製作作品
ジェイ・ブイ・ディー JVDD-1151(2004年)
あがた森魚は、自己のヴィジョンを具現化するパワーはすごい! うたと映画。初期には音楽には鈴木慶一らのはちみつぱいやこの映画のように同時代の優れたミュージシャンやその他の人たちとの繋がりがある。そしてこの初めての映画作品も完成した。もちろん音楽の作品における自己ヴィジョンの音楽化は、当時も今も誰もかなわないだろうと思う。
DVD化し、久しぶりにあがた森魚の「僕は天使じゃないよ」を観る。75年に完成したというこの映画作品を初めて観たのは、まだ数年前のことだ。そして04年にDVD化された。
製作から監督、音楽まで幅広く担当している。70年代の音楽、また当時の空気が全編にフィーチャーされている映画。一部アニメーションも登場する。桃井かおり、大瀧詠一、横尾忠則など、当時まだ駆け出しだったアーティストが多数参加している。
あがたと横尾忠則と大瀧詠一の3人が訪れる和風建築空間の部屋のやぐらコタツがある不思議なバー空間、和服の緑魔子と桃井かおりがいる。なんだ〜?? マンガを原作としたフィクションながらも、70年代後半の時代の空気を見事に封じ込めた映画として秀逸な作品となっていると思う。大瀧作の「びんぼう」をバックに、アニメの会社の労働運動の希望退職者募る告示の後に、廊下等でファンキーに踊られる。リストラがあたりまえの今日にもある光景だったり、謄写版のローラーをまわす黒人(なぜか?)がスクラッチ(している、もちろん当時はスクラッチなんてなかった)に似たダンスを披露しているのだ。

大瀧詠一・横尾忠則・あがた森魚
あがた森魚は、70年に自主製作LP「蓄音盤」(芽璃懺堂)、71年に「月刊ガロ」に連載していた林静一原作「赤色エレジー」の漫画に触発され、曲にし、うた絵本として自主製作作品(芽璃懺堂/幻燈社)としてリリース、EPレコードと絵本とメンコがついたこの作品を当時ぼくは愛蔵していたものだ。72年にキングよりデヴューし、改めてリリースされたシングル「赤色エレジー」はだれもが予測外の大ヒット曲となり、当時まさかTVの歌番組でこの歌が聴けるとは、うれしい驚きだったものだ。その延長線上に映画まで製作してしまったとはすごい! の一言。まさにあがたのルーツ的作品だ。アルバム「乙女の浪漫」も林静一的世界を音楽で表現した傑作だ。音楽は、鈴木慶一らのはちみつぱいの演奏も素晴らしい。

はちみつぱい(本多信介・武川雅寛・駒沢裕城・鈴木慶一)
その後、あがた森魚は、音楽と併行して映画のジャンルでも「オートバイ少女」(94年)「港のロキシー」(99年)と製作を続けている。
【参照 link】
→Agata Morio Observer
→二十世紀少年クラブ
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contents
:: MUSIC
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01: Talking Heads
02: Sly and The Family Stone
03: Jeb Loy Nichols
04: Neil Young
05: El Negro and Robby
06: Pat Metheny
07: Bruce Cockburn
08: Rickie Lee Jones
DVD
01: The Band/The Last Waltz
02: 33回転
03: James Taylor/Pull Over
04: Joni Mitchell/Woman of Heart and Mind
05: Grateful Dead/Winterland
06: Brian Wilson
07: 僕は天使じゃないよ
08: 渡辺勝 with シルバラード・ユニット
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