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バンコク
サバーイな犬とヒト、そして象。


今年(03年)の夏は、秋篠宮一家がタイへ2週間家族旅行というTV報道が何度か見られたが、わが家もSARS騒動初期に短いバンコク旅行を楽しんできた。全く予備知識のないまま、タイ旅行初心者のフリータイム型パックツアーで、事前に現地の別会社へ1日ツアーを2種類申し込んでいた。定番コースなので<アジア赤貧旅行>的なすごい体験をしたわけじゃないですが、自分のための覚え書きとして書いてみた。

3月は雨期直前、日本のちょっと蒸し暑い初夏の気候。Tシャツ1枚でも汗がにじむ。バンコク到着初日は、チャオプラヤー川を船で渡り対岸にあるワット・アルン(暁の寺)、三島由紀夫の「豊饒の海」に登場するそう。塔の表面に陶器のかけらがびっしり埋め込まれ太陽の陽光によって輝く美しい塔。王宮とワット・プラケオ、様々な建築様式の建物・塔が混在している。境内の回廊にインドの叙事詩「ラーマーヤナ」の元にした物語が壁画として描かれている。巨大な寝釈迦仏のワット・ポーに行けなかったことに後日後悔。

ホテルは中級、シーロムにあるThe Menom Riversideだった。ここに3泊した。朝は、チャオプラヤー河畔のテラスで、バイキング。オムレツ担当のコックさんがきっちり丁寧にオーダーごとに焼いてくれる。お粥もおいしくて具材を変えてついおかわりしてしまう。朝から満腹〜。一日パックツアーのピックアップ時間って6時半とか早いので、しっかり食べておかないと困るしね。贅沢ではなく充分なホテルだったが、部屋にあるミネラル・ウォーターは有料で、ドリンク・ウォーターが無料という落とし穴があった! 無料と思って毎日飲んでいたミネラル・ウォーターの料金をしっかり支払わされ…。


ワット・プラ・スィー・サンペット

2日目は、世界遺産アユタヤ遺跡・バンパイン宮殿。日本語のできるガイドさんと少人数でのパンダバス・バスツアー(パンダ・トラベルという会社)。移動はクーラーも効いたバスで快適。広大な敷地のバンパイン宮殿。バンコク1時間半くらいの郊外にある王室の避暑地。1956年のミュージカル映画「王様と私」に登場する17世紀に建てられ、ラマ4世が再建し、5世が増築した宮殿。美しい庭園。途中、象に乗って散歩できる場所へも寄る。そしてアユタヤ遺跡群(群ということに後で気が付いた。ずっと最後がアユタヤかと勘違い。あぁ〜恥ずかしい)に到着。タイの古都アユタヤはビルマの攻撃にあい400年の幕を閉じた。白い寝釈迦仏のワット・ロカヤスタ。頭部を取られた仏像や木の根に埋め込まれた仏像頭部があるワット・プラ・マハタート。朽ち果てた仏塔が美しいワット・プラ・スィー・サンペットなどを移動しながら眺めていると、かつての栄華の残り香の感じのようなものが強く印象に残る。帰りは、チャオプラヤー川クルーズ、船内でランチを食べ、川の両岸の建物やヒトを眺めつつ、心地よい風に吹かれた3時間強のクルーズで、市内へ戻る。

3日目は、再びパンダバスで、ココナッツ・ファーム、ダムヌン・サドアク水上マーケット、サン・プラーン象園での象やワニのショー、ローズ・ガーデンでのカルチュラル・ショーというコース。水上マーケットでの運河クルーズはすごいスピードでまわる、おしっこしていた幼い少女があせってたり、運河沿いの生活を高速で垣間見られる。休憩所で屋台船のココナッツの焼きプリン、カノムクロックというおかしを買った。一皿20バーツ(60円)一見はたこ焼き。さわやかな甘さでナイス! モンキーバナナは濃厚な味。フルーツの種類の多さはさすがに熱帯だ。ローズ・ガーデンではカルチュラル・ショーの生演奏に感動した。民族音楽コーナーのこちらで紹介。芸達者な象のショーも楽しいゾー。

なんとこの3日間とも夕方前の終了ポイントは、すべて宝石ショップ。旅行会社が提携していて、この後各ホテルへ無料で送ってくれるのだ。夜は、いくつかあるナイトバザール、サイアム・スクエアやシーロムなどで食事、タイ古式マッサージなど、スーパーに屋台とショッピング散策と遅くまで歩き回り、数年前開通した快適な高架鉄道BTSとタクシーを使ってホテルに帰る。3輪を改造した名物トゥクトゥクには載ってみたかったが、家族全員では小さすぎで振り落とされそうなスピードなので遠慮した。

物価タイの通貨単位はB バーツ(約3円)物価は安いのでうれしい。タクシー20分程度で200B、屋台フード・ドリンクは15〜50B、高級なドリアンでも100Bくらい。日本からプロが仕入れに来るというマーケットでは雑貨類がめちゃくちゃに安い。

【タイ古式マッサージ】伝統医術のタイ古式マッサージはおすすめだ。足ツボ・マッサージなら、1時間200B程度。全身マッサージは、2時間で500B程度。旅先で歩き疲れた体を全身リフレッシュできる。日本でもこんな料金だったらなあ〜。

【屋台】いたるストリートに屋台フードの店が並んでいし、今回はドリアンやココナッツ・ドリンクだけしか買わなかったが、安い食べ歩きも楽しい。屋台での土産物類はとにかく値引交渉しないと高いものを買わされる。しかし日本でも同じショッピングを待つ身はつらいもの。足も疲れてるし、蒸し暑いしね。

【タイ料理】夜の食事はガイドブックからピックアップして選んでみた。初日は、レッド・カレー、イエロー・カレーなどを食べた。何とかホテルの一角のアジア麺専門店では、適当にいくつか注文してみたら、その一つは日本のうどんだった! これにはがっかり、たしかに、アジア麺。ワールド・トレードセンター内のフードセンターは、各国の料理ブースが多数並んでいて、安くおいしい麺類が食べられた。バスガイドさんから教えてもらったシーロム近くのタイ古式マッサージ店、KENKOを後にして通りの向いにある海鮮料理のSomboon Seafoodへ。人気店らしく盛況の店内。ここでのトム・ヤム・クンは今回一番の美味。カニのカレー炒め、空心菜炒め、チャーハンとすべて大満足のおいしさだった。帰ってから、もっといろんな種類の料理を食べくくれば良かったなあと反省。

バンコクの高層ビルな建ち並ぶ中心部はヒトも多いし、道路には車も多い。ぼったくろうとするタクシーに兄ちゃん、「いくらで買う?」と日本語で声を掛けてくる屋台のおばちゃん、すごくエネルギッシュな空気に満ちている。ビルの角の人気の廟(びょう)、バラモン教らしい、には花を供えお参りするヒトであふれている。金額によっては演奏と踊りもしてくれる。針金細工を売る露天商の若者。中心部を少し離れるても、屋台のある通りは活気にあふれている。しかし道路に寝そべる犬のなんと多いこと。ま、昼間は犬だって暑いからね。古びたマンションの入口にはたいてい食堂があって、住民は朝食をしている。僧が托鉢をしている。この国では誰もが一度は仏門にはいる。埃っぽい下町の町並みを見ていると飽きない。

帰路は、台北で1泊し(ゆっくり台湾も行ってみたいもの)、急に物価上昇に愕然。おかげさまでSARSも無事パスできた。「サバーイ」(タイ語で「快適・心地よい」という意味)な人々タイ人とタイへの関心が帰ってからさらに高まっている。もし機会があれば、タイ料理を食べまくったり、チェンマイやとなりのアンコールワットも行ってみたいものだ。

タイ映画「わすれな歌」もおすすめ!! →こちら

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ソウル─ソウル旅日記
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